米国の恐ろしいインフルエンザ

キバナコスモス
キバナコスモス

米国全土を襲うインフルエンザ

米国の殆どの州を襲うインフルエンザが原因で毎シーズン、少なくとも1万2000人以上が死亡していると言われています。

インフルエンザのシーズン

そのシーズンは、10月頃から始まり、2月頃にピークを迎え、5月頃まで続くとのこと…なんと、冬場を中心とした半年以上もの間、米国民はインフルエンザの恐怖に晒されるわけですね。

過去最悪は

それは、2017-2018年のシーズンと言われ、感染者数は4500万人、死亡者数は6万1000人に達したそうです。

今季は過去最悪を超える!?

米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は、今シーズンの流行は過去10年間で最悪になると予測しています。

米国でニュースの話題は新型コロナウイル

それでも、不思議なことに、現在米国でニュースの話題を占めるのは、インフルエンザではなく、新型コロナウイルなのだそうです。

何故なんでしょう…毎年起こることなのでニュース・バリューが低いとうことなんでしょうね。
低い死亡率なので国民が慣れる!?

見た目の死亡者数は大変大きいですが、死亡率は、最悪のシーズンでも、ほんの0.14%程度にしかないからでしょうか。
とは言いましても、米国での自動車事故死亡者数37,461(´16)に比べますと倍近くになる死亡者数なんですけどねぇ~。

猜疑心でもって言いますと、米国のマスメディアは意図的に大騒ぎしないのではと思います。
何故なら、この問題は、32兆ドルの財政負担が増えると言われる国民皆保険(サンダース上院議員は、オバマケアを更に進展させたものを提案している)に直結する可能性があるからです。

調査・対策機関

CDC(the Centers for Disease Control and Prevention≒疾病対策センター)のサイトを見ますと、確かに、幾つもの関係機関は、それなりに充分な調査・研究・対策を行っているように見えます…

結果が改善(感染者数減)されない理由としては、ウイルスは変化してゆくため、より効果的なワクチンの開発が追いついてゆかないことを挙げています。

しかし、医学が最も進歩している国と言われ、しかも、新型コロナウイルスとは異なり、治療薬がないわけではない米国で、死亡者数を減らす対策が見当たりません。
思うに、その対策と医学(医療行為)は直接的には関係していない所為なのかもしれませんね…例えば、医療保険問題です。

ノースポール
ノースポール

米国の医療保険制度

米国の医療保険制度には公的と私的の二種類があります。

公的医療保険

Medicare

保険で、65歳以上の高齢者と一部の身体障害者が比較的安価な保険料で加入できる連邦政府が運営する医療保険システムです。
医療費高騰のため、米国政府は医者に支払うメディケアの診療報酬を減額しており、その結果、医者はメディケア加入の患者を引き受けたがらない傾向にあると言われています。

Medicaid

連邦政府と州政府が負担し、州政府が運営する低所得者向け医療費補助制度で、1965年に創設されました。
所得と資産の少ない人だけでなく、年齢、妊娠や障害の有無などによって受給資格が与えられ、子どもは親の所得にかかわらずメディケイドの対象となるそうです。

民間医療保険

上記の公的医療保険に加入しない人たちが個人の判断で入る保険です。
企業などの団体医療保険もこれになります。

なお、オバマケアから、米国民には医療保険に加入する義務があります。

医療保険制度の一元化

オバマケアを更に進展させた医療保険制度を、大統領選に向けた民主党の候補者選びに参戦しているバーニー・サンダース上院議員が2016年に提唱しています。

Medicare for All

それは、Medicare for All…つまり、連邦政府が国民の医療保険を一元化し、高騰する保険料や免責額の問題を解決するという政策です。
これは、国民が症状悪化する前に診察を受けるようになることを促進します。
制度的には、日本の国民健康保険に似ていますね。

民主党の変節

3日に行われた14州が一斉に予備選を行う「スーパーチューズデー」の結果、それまで優勢だったバーニー・サンダース氏はジョー・バイデン氏に追い抜かれ劣勢になりました。

原因は、民主党がサンダース氏では現職のトランプ大統領には、来る11月の大統領選では勝てないと踏み、バイデン氏を推すために他の穏健派候補を説得し、バイデン氏の支援に回らせたことにあると報道されています。

2019年2月にMediare for All ’19法案を下院に提出している民主党なのですが、32兆ドルもの財政負担になるといわれるMedicare for Allでは、大統領選で、増税に敏感な中流階層/中間層からの支持を得られないという懸念から、Medicare for Allを掲げるサンダース氏を引きずり下ろすことにしたという次第です。

民主党支持者は情けないかも

勿論、国内外で政治的な課題は沢山あるのでしょうが、心ある政治家にとって長年の夢である医療保険制度の改革は、漸く、オバマケアでキッカケが与えられ、それを更に進化させるという方向性を、何故、民主党の支持者たちは維持できないのか、不思議ですね。

但し、サンダース氏は銃規制に関して消極的ですので、多大な政治資金を提供し、全米最強のロビイストと言われる全米ライフル協会(NRA)の支援を受けているのだろうと思われます。
この点で支持できないという人々が少なからずいても不思議ではありませんが…

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