日本外交の平和ボケは消えたのか?

たまたま拝見しました2012年1月17日付のコラム「日本人の中国観 3つの盲点」に、余りにも日本外交は浮世離れしていたという現実を突きつけられてしまった気分にさせられてしまいました(-_-;

上記コラムの筆者は、既に退任されておられますが、外務省で駐在大使のご経験も長かった方ですので、彼の考え方は現代の日本外交に共通するものだと思います。

筆者は、社会・地域格差、抗議活動、知的所有権侵害問題及び食品の安全性問題等に対する見方を書かれてますが、まあ、それらは、単に、認識不足からくる見方であって、珍しいことではありません。
大使ご経験の方に認識不足と申し上げることは適当ではないかもしれませんが、彼らは動じない筈ですので、多分、問題ありません(^-^;

しかし、そのコラムの中の歴史問題の結論は、ちょっと見逃せませんね。
それは、
「歴史歴史と中国が主張するからとて、日本人がいきりたつのはいささか大人げないのではあるまいか」
というものです。

唖然としてしまいましたね…

余りにも中国を小馬鹿にした考え方です…国際政治の世界では、中国は未だ成長しきれていない子供だと言っている訳ですから、まあ、失礼極まりないとも言えますでしょうね。

これこそが、正に、平和ボケの典型的な例だと言えます。
私のような庶民が平和ボケであるなら、それは喜ばしい限りだと思いますが、行政の立場におられる方が平和ボケでは…笑い話にもなりません。

彼は、中国を甚だしく過小評価なさっております。
中国の社会・地域格差、抗議活動、知的所有権侵害問題及び食品の安全性問題等とは、日本は、しようと思えばあるいは、没交渉にすることも可能なのかもしれませんが、こと歴史問題となりますと、そういう訳にも参りません。

歴史問題は、中国が日本を直接責めている/攻めている問題なのですが、金銭的な賠償を日本政府に直接要求しているというお話は聞いたことがありません…尤も、私が知らないだけなのかもしれませんが…
私は、敗戦国日本に対する賠償問題終了に毛沢東が合意したことが生きているのだと思います…韓国とは大きな違いですね。

思いますに、中国は、日本をアジアおよび世界の舞台で孤立させる、あるいは、地位を下げて影響力を発揮させないという戦略に歴史問題を利用しているのではないでしょうか。

もし、そうであるなら、大人の対応なるものでもって嵐が過ぎ去るのを待つという日本の外交戦術は大きな失敗をもたらす可能性が高いと言えそうです。

しからばどうするのかと問われるのでしょうが、私は専門家ではありませんので、効果的かつ具体的な戦術を提案することができません。
しかし、少なくとも、世界に向かって日本の論理的で分かり易い説明と方針を世界に形式的ではなく本気で発信する努力を続けることが必要だと思います…出来るだけ、中立的な立場にある海外の専門家の支援を取り付けるこが重要だと思うのですが…

3件のコメント

  1. Sinple10様
    日本の政治家、官僚、経団連などなど、殆どバカしか存在しません。笑
    平和ボケと云う言葉が可愛く思えるほどですね。
    私も仕事の関係で、共産党高官や人民解放軍の人達とお付き合いさせて頂いておりますが、彼等は個々に合理的であると同時に競争本能では抜き出たものを見る事が出来ます。戦後70年以上にもなると云うのに、米国の属国のまま骨抜き状態なのが日本です。日本経済は東京五輪後には確実に今より悪くなるでしょう。

    支那は戦後賠償金は放棄している事は確かです。
    その代わりに、昨年までだったと思いますが、賠償金代わりとしてODAと云うかたちで、資金と技術を日本に提供させて来ました。この案件だけでも、日本がどれ程バカなのかが解ります。笑
    支那は、紛れも無く大国であり、大変したたかなのです。

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  2. 生きる塾さん
    この切れの良い表現が生きる塾さんの魅力となってますね(^-^)
    仰る通りだとは思いますが、それを措定して考えますと、習近平国家主席の米国をアジアから追い出すという戦略は、心情的に納得せざるを得ないものとなりますね…現段階で、その可能性をもっているのは中国だけでしょうから…

    オリンピックの翌年は景気後退になるという経験は、今となっては世界の色々な国(中国以外)で経験してきおりますが、世の中に数多いる優秀な経済学者や評論家たちは今でも、経済原則だからしようがないと言っているんでしょうね。
    それなら、アダムスミスの「神の見えざる手」の中に今でもいるということになりそうです…釈迦の手の平と孫悟空の件を連想してしまいます(^-^;

    ODAの件は引き延ばし過ぎましたね…まあ、中国サイドのしたたかさがあるのでしょうが、日本サイドの受益者たちも引き延ばしに一役も二役もかっていたようにも思います(-_-;)

    このお話をあまり続けすぎますと、単純明快な結論に短絡しそうで、ちょっと、斜に構えたくなりますよね(^-^;

    いいね: 1人

  3. Sinple10様
    私は基本的に支那が大好きな人間です。
    しかし、共産主義は嫌いです。 笑
    習近平主席が米国をアジアから叩き出して欲しいと思っている事は確かなのですが、かと云って日本が “ 赤化 ”されてしまうのだけはご勘弁願いたいと考えております。
    米国が引けば、日本は真の独立を果たせます。
    バランスの問題ですが、習近平主席には踏ん張って頂きたいですね。
    ODAのキックバックは相当な額が政治家、官僚等の懐へと消えたのでしょうね。
    安倍の唯一まともな仕事でした。 笑

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